数か月前になりますが、日曜日の12チャンネルで偶然観ていた番組「ソロモン流」で江戸小紋の伝統芸術を伝承している若き職人の廣瀬雄一さんを取り上げていました。普段から着物を着ない私ですが、正面から立ち向かっている彼をときめきをもって観ていました。着物は着ないけど・・・と思っていたら、何とストールを作って、イタリアの見本市に出品して大反響だったとか。彼は道具を抱えて行き、イタリア人の前でその腕を見せて、彼らの賞賛を得たのです。ご近所に住んでいるという方が彼の動向を調べてくれたら、今日は六本木で作品を見せてくださるとのこと。早速アポを取って頂いてお会いしてきました。私が掛けているストール彼の作品です。数点ありましたが、これがすっかり気に入りました。茶色の部分が江戸小紋柄で、それは、それは素敵なのです。廣瀬さんはウインド・サーフィンでオリンピックを目指し、強化選手として活躍されたそうです。すごく細い方でイケメンです。海外に挑戦したいとのこと、ぜひニューヨークで開催してほしいものです。大正7年に操業だとのこと、母が大正7年生まれですから94年の歴史ですね。今4代目だそうですが、若くイケメンの彼が伝統芸術に目覚めるってすごいです。今の若者は・・・しょうもないととかく言われていますが、このような方もいらっしゃるので、しかも江戸ですよ、東京と言われる前!!の伝統を継いで、今の時代に合ったストールに挑戦しているのですから、応援しない手はありません。遊びごころを、さらりと着けるストールに心躍りました。
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