王さん、東京紀行

上海の王さんに会わせたい人をスケジュリングして次つぎに会ってもらいました。彼は王さんと同じ外国人なのに私たち日本人より日本に造詣が深く、みかわやでのランチで「いかりソース」が大層お気に入りでした。ロス育ちのケニスさんは私のような年の人にも興味がある話がとても面白い。昨日は柴又のお祭りに行ったらしい。王さんが「ケニスに葉さんの背広が似合いそうね」と。そうです、彼はモデルもしたことあるらしい。東大の先生だったり・・凄いキャリアの方です。

写真は新宿の「文化服装学院」です。ご縁があって教授さまと海外事業の長の方に会わせて頂きました。めったにお会いできないと聞いていたので、緊張してしまいました。とても素敵な出会いでした。９４歳の母がその「文化服装学院」の卒業生だったことをお話しして、母が思い出したセンセイのお話しをしたら「あら、凄い、初代の学院長になられた方よ」と。それにしても母の記憶力はたいしたもんだ。母が娘時代、勿論第二次世界大戦の前です。そのころにお習いした先生を覚えているとは・・・トホホな感じです。お会いした先生方に「凄いですね、良く覚えていて」と言われましたが、前日の事は忘れるのですよ。でも、その先生のお話が出て、母の話と一致したときは感動で涙がでてしまいました。私と妹には昔々母の手作りの洋服がちらつきました。まだ、覚えている柄も、スタイルも懐かしく、この学校で学んだのだなぁ、今じゃボタン付けもしなくなったと妹は嘆いていますが。今回上海の王さんのご縁でお伺いした文化服装学院ですが、今じゃ学生数１万人だそうです。新宿の中心的存在です。