このところ、この「2着目1000円」という広告が目につきます。そうです、紳士服の青山です。地下鉄に乗っても新幹線に乗っても今どきの男性の背広姿が素敵じゃないのですよ。昔の料亭は男性の靴を見ると言いましたが、男性がコートを脱いで背広で歩く季節になったので、余計気になります。最近の背広は余程の人でない限り「英国屋」でなんて誂えないでしょう。でもね、和光の売り場の男性の背広はすてきですよ。社販で買えるとしても、バリ!具合が違います。新幹線の最終に乗っている出張帰りの疲れた顔に疲れた背広、センターラインもクタクタ、二着目1000円なんて広告打っているって、男性の品性も教養も台無しになるのでは。値段って正直です。昔のビジネスマンは背広の時期になると一枚も二枚も素敵に見えたものです。上海の友達が紳士服のオーダー・メイドの会社を経営しているのでお土産に普段買ったことない「LEON」という月刊誌を買ったので、ざっと見ましたが、あそこまで頑張らなくても、もっと普通でいいのですが、モデルさんは殆ど生足でした。どこかのタレントみたいに。男性が普通というのがとても難しいのですね。石田純一みたいに決めで生きているのではなくビジネスをしているのだから。服装チェックは人のふり見て我がふり直すという諺が結論です。
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