娘がNYからフライトで帰国した。NYはみぞれで寒かったと。寒波がアメリカ中西部から東海岸を襲っているらしい。上の写真は42丁目のグランド・セントラル駅です。今では全部地下にレールがもぐっていますが、1871年の写真だそうです。今から140年ほど前にもうこのような鉄道が敷かれていたのです。バンダービルドさんは鉄道王、彼は莫大な資産を作ったようです。グランドセントラル駅の隣にバンダービルドアベニューという名前が残っています。私が住んでいたアパートもバンダービルドと言いました。40丁目近辺は彼の名前を冠したところがたくさんあります。グランド・ステーション駅には大きな時計があり、よく待ち合わせをしたところです。メルリ・ストリーブスとロバート・デニーロ主演の「恋に落ちて」の重要な舞台になりました。私もデニーロを期待したのですけど・・・
下の写真左は1904年のタイムズ・スクエア。当時は一つの広告もありません。今ではマンハッタンで一番きらびやかなネオンサインが点灯しているところです。あの有名なカウント・ダウンをするとことでもあります。明日、日本にいらっしゃる坪田裕子・グルソンさんと数年前にそのカウント・ダウンに意を決していきました。坪田さんはNY在住40年、一度も行ったことがない、私も何年も住んでいたのにカウントダウンに行くなんてダサい、か億劫か。彼女と4時ごろからタイムズ・スクエアに向けて歩き始めました。完全武装して、朝からトイレが困るので水も飲まず、ホカロンを体に巻きつけて、いざタイムズ・スクエアを目指しました。4時からでも人、人、ひと・・・私は小さいので、坪田さんの手を引っ張って人をかき分けて進みました。4時からでも8時間余り押しくらまんじゅう状態でそれはすごいことになっていました。待って、待って、やがて12時の10,9,8、・・・・とカウントダウンが始まったときは涙ぐんでしまいました。小型機が紙ふぶきを撒き、みんなHappy new year!!の大合唱、隣の人のキス、それは感動しました。その頃は足も手も感覚がなくなるほど冷たくなっていました。今思い返しても「体験してよかった」と言い切れます。タイムズ・スクエアに立つとあの日を思い出します。
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