軽井沢滞在も5泊目になりました。92歳の母と妹それに私が参戦すると珍道中になります。わが母は歳はとっていますが、軟らかいものが嫌いで、なにぶんにも硬いものが好きです。たとえば食パンは好きでなく、焼き立てのフランスパン、ごはんもかたくなくては食べない。レストランに行ってもどれだけメインデッシュが美味しくても、ご飯が美味しくないと却下。ここはダメねぇ、と文句を言います。今日夕方母が昼寝をしているので、妹と軽井沢駅に隣接するアウトレットへいき、二人だと時間の経つのも忘れて夕暮れになってしまいました。携帯電話が鳴ったので「だれだろう??」027・・・で始まる番号、電話に出ると「あなたたち何時だと思っているの?暗くなるから早く帰ってきなさい」まるで娘時代にもどったようでした。「怒られちゃった、でもよく携帯までさがしてかけてきたわよね、まだぼけていないのよ」と妙に感心したり、安心したり、でした。夕飯が終わって母が髪の毛を洗いたいと言ったので、私は裸になって母の髪を洗って、ついでにお背中も・・・あと何回こんなことができるのだろう、何だか洗いながら涙が出てきてしまいました。母は毎晩髪をカーラーで巻いて寝るので、よくこの年までと感心してしまいます。この習慣は生きてる限り変更しない、彼女のおしゃれの原点です。私たち娘のほうがいい加減な生活をしています。
さて、そのアウトレットですが・・二人でせっかく来ているのだからいいものを見ましょう、と高級ブランド店へ。「ねぇ、おねえちゃま、これステキよ、67,000円だったら安いわよ」てな会話の後フッテイング・ルームまで行き着替えて、「あら、案外似合うわよ」なんて、改めて値段を見たら267,000円でした。私たち二人は老眼鏡なしだからいい加減に値段を見ていたらしく、肝心な値段を見落としていました。「ちょっとぉ、20万円を抜かしていたわよ」あわてて買わない理由をつけて却下。失礼いたしました、そうよね,生地も縫製もデザインも67,000円じゃぁ安いとおもったわ・・・恥ずかしながらもとに戻して、ゲランで頬紅を買って帰りました。元の値段を改めてみたら、何と950,000円もしたものが③分の一になっていたのです。ジャン、ジャン。ビート・たけしさんになってしまいました。
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