大前伶子のニューヨーク

お世話になりました・・・

このメトロカード２７ドルです。ＮＹの地下鉄とバスの乗り放題・・・素晴らしいシステムです。私と彩花さんとはＮＹでタクシーに乗らないと決めている。タクシーに乗ろうと言いだした人がタクシー代を払うと約束していた。とにかく便利。滞在したゲスト・ハウスが①②③ＮＲと数メートルの処に地下鉄の乗り場がある。バスは目の前。バスも地下鉄も２ドル２５㌣、５泊して乗った回数３１回！！６９ドル７５㌣、４２ドル７５㌣のプラスになりました。ここＮＹは前市長ジュリアーニと現市長ブルンバーグが安全で快適なＮＹを市民と観光客に提供することが感じられる。これぞ市長の使命です。地下鉄もバスも昔から比べてきれいになり、分かりやすく観光客にも好評のようだ。果たして日本の地下鉄やバスは海外から来る観光客にどれだけ分かりやすいか疑問に思いますが。

ところで・・・娘がここアメリカは老人を大事にするからチケットを買う時必ずＩＤを持っていなさい、見せるのよ、と言われていた。この２７ドルのカードを買うのにわざわざブースで「私は？？歳です」と自己申告しました。窓口のおばさんが「イエース、なんて美しいの！、でもあなたは半額にはならないのよ、役所に行って申告していらっしゃい」てなこと言われてしまいました。せっかく実年齢を正直に言ったのに。彩花さんが大笑い。正規値段を払ってもＮＹの地下鉄、バスの料金システム素晴らしいです。バスは特に外が見えるので懐かしい景色を楽しみました。

上の写真はそう、サバの塩焼きです。私が大好きな東京レストランで毎度オーダーしてしまいます。日本にいてもサバ塩焼きを食べることはめったにないのですが、ここに来ると食べたくなります。古くからの友人オーナーの古平てっちゃんと再会、長いお付き合いです。私がバンダービルドに住んでいる頃はここが私のキッチンでした。バーメイドのたまちゃんも元気で頑張っていて、ＮＹに来ると外せない日本食のお店です。
 

捜真女学校ホームカミング

昭和２９年４月９日明るい春の日差しを受けて栗田谷の丘に建つ捜真女学校の中学部に入学してから早５６年、卒業して５０年のホーム・カミングが盛大に行われた。卒業生１５０人中今日出席は８０人！！この記録は今までにないことらしい。そうです、人生いろいろ、病気もし、苦しいこともたくさんあったそれぞれの生きざまは一言では言えない「女の一生」だ。まだこれからの人生があるが、今まで以上の年月生きることなど人間にはできないのだから。その証拠に私たち同級生でもう天に召された人は１０人を数える。今日祈りの中でそのことに触れたとき、私は忘れようにも忘れられない友の死を思い出し、泣けて、泣けて。こうしてホーム・カミングに参加できる幸せを感じ、感謝に堪えない。今から１５年ほど前に高井宏子さんが同級生として一番身近だった彼女が肝臓がんで亡くなって、その折得も言えない悲しみを思い出したのだ。彼女は七宝画家で私がＮＹに住んでいる頃、マンハッタンの五番街にあったＪＡＬギャラリーで展覧会を開催した。その折もどれだけ彼女を同級生として誇りにおもったことか。今日彼女がいないことが寂しかった。ここ捜真は礼拝に始まり讃美歌、祈り、、また讃美歌と骨の髄まで礼拝を重んじる学校だったが、５０年ぶりに会った８０人の方たちもほとんど暗譜で数曲の讃美歌を賛美する姿に中、高一環教育の素晴らしさを感じた一日でした。

詩篇２３篇に

主は我が牧者なり、われ乏しきあらじ

　主は我を緑の野にふさせ

いこいの汀にともないともう　主は我が魂を活かし

　御名のゆえをもて我を正しき道にみちびきたもう

たとえわれ死のかげの谷をあゆむとも

　わざわいをおそれじ

なんじ我と共にいませばなり

　なんじのしもと、なんじの杖、我をなぐさむ

汝、わが仇のまえに、わがために宴をもうけ

　わが頭に油をそそぎたもう

わが酒杯はあふるるなり

　わが世にあらんかぎりは　かならず恵みと

憐れみと我にそいきたらん

　われはとこしえに主の宮に住まん

上の写真は捜真のランドマーク藤棚です。少し盛りを過ぎたが、満開の藤の花を見上げて女学生時代に思いをはせました。

明日からＮＹー東京陶芸コンテストの特集をいたします。

明日からニューヨークへ

ＮＹ－東京陶芸コンテストが開催されるので日本側から筑波の彩花さんと二人で明日からニューヨークへ行ってきます。娘が乗務するフライトで行きますが、今日のＮＹ－成田便は満席だったらしい。何故？アイスランドの噴火でヨーロッパがマヒしているので、とにかく飛んでいるフライトでＮＹ経由で迂回する人が多く、予想外の混みようだそうだ。明日もその影響があり、私のように家族チケットだともしかしたら乗れないかも・・・とおどかされています。２３日に現地にいればいいので、明日もし乗れなくても明後日でいいかなぁ。今回は滞在もそう長くないのでパソコンは持って行きません。帰ってから旬のＮＹ情報をこのブログでご紹介します。

スマート・コミュニティ取材

オオタパブリケーションのホテル・レストラン誌の取材でスマート・コミュニティを訪問した。住民のみなさん楽しそうにイベントに参加しておられて、建物の時とは違うあたたかさを感じました。広いグランドやテニスコート、打ちっぱなしゴルフ場など、今日は久しぶりに暖かくなり外の取材は気持ちが良かった。たくさんの花が咲き、これから入居する方たちをお迎えするには絶好の日和でした。スタッフも行くたびに慣れてきて、これからが楽しみです。東京駅から直行バスでちょうど４５分、始めて伺った時はずいぶん遠いと思いましたが、何度か行くうちに案外近いと感じました。

アーツＪクラフツ展２０１０年

彫刻の森美術館で開催されたアーツＪクラフツ展の実行委員会委員長を仰せつかっているので、朝起きたら雪が降っていたが驚きながら出かけた。箱根はもっと雪が積もっているかと心配したが、昼ごろには天気も回復して気持ちの良い箱根でした。厚生労働大臣奨励賞のゴールドクリエイター賞をとられた方へ私が賞状を読み、長妻昭さんの代読をするのは、長い人生でも始めてのことでした。長妻昭大臣はまだ政治家になる前からのお付き合い、その後大前のところで修業？を重ね、ついに大臣までなった方ですから・・・その代読、胸がいっぱいになりました。みなさん素晴らしい作品ばかり、今年で４回目でしたが、広瀬さんも相変わらず素敵なお手製のセーターでさっそうと現れました。ニットの貴公子といわれるのが納得の明るい素敵な方です。

瀬戸内海の渦潮

来週ＮＹへ行くので荷物の準備をしてた。明日は箱根、来週は稲毛と出張続きなので、今日のように寒くて外に出たくない日におおよその用意をしておこうと。何と昨年使ったスーツケースからデジタル・カメラのチップが出てきた。散々さがしたのに見つからなくて、もう諦めていました。今のチップは１０００枚入るのでたいてい用は足りる。それでも失くしたチップに何が入っていたかすっかり忘れていたが、鳴門に行った時のものが出てきて嬉しかった。

それにしても寒いです。明日は箱根ですが、雪が積もっているらしい。昨年頂戴したビーズのネックレスをしていこうと、黒のレースのワンピースを出したが、これを着ていけるか不安です。野菜が高いとのこと１９６１年ぶりの寒さだそうですが、温暖化はどうしたのでしょうか。

家電量販店考

以前有楽町そごうがビッグカメラになった時「あんなところで電気製品を買い求める人がいるのか」と興味を持ってみていたが、私にとっては便利、大きな家電は買うことはないが、パソコンのインクや電球を買うくらい。それでもいつ行っても混んでいる。ところで・・・有楽町の西武デパートがヤマダ電機になる？と言われている。１００Ｍくらいのところにあたかも秋葉原の様相を呈してきた。自分の生活で家電を買い求めたことはここに引っ越してから「ない」。一度パソコンを買い替えた時とカメラを買ったことくらい。一般ピープルを対象ではない商売なのでしょうね。最近の家電店は生活用品も売り始めたそうだが、ドンキ・ホーテやキヨシ・マツモトなどの領域にも値段競争が勃発。キヨシ・マツモトは銀座の商店会からあの黄色い看板が品がないとクレームがついたとか、グレーのたいして変わり映えしないけど、ほかの店と違うのが付け替えられた。最近銀座雀の噂によると銀座通りの老舗デパートが売りに出ていて、これも家電量販店になると・・・・勿論専門家がリサーチをしてから出店するのだろうけど、銀座の風格が心配です。昼間歩くと中国人が大挙して有名店のショッピングバッグを持って堂々と歩いているが、日本人はデパチカのビニール袋を持つのが関の山という体たらくです。昔は銀座に行くというのがおしゃれの象徴でしたが・・・そういう私も普段着で自転車で銀座へ行っているので、人のことは言えません。

先日針箱を整理していたら私が独立してから買ったことがない”針山”から中身の髪の毛が出てきて気持ち悪い・・・・こういう小物を買おうとするとこの辺は大変不便でした。ところが最近手芸の「ユザワヤ」が銀座に進出してきていました。４０年ぶりに針山を買い替えましたが、こういうモノを調達できる街にもなって、便利なような腑に落ちないような気持ちです。４３０円の針山を買いました。

大樋年雄先生の展覧会

三越本店のギャラリーで毎年行われる石川県の大樋先生の展覧会、すごい作品が出品されていた。何十万円の作品も赤いシールが目立った。11代目の大樋先生は気さくで感じいい、長い伝統陶芸を受け継いでいる重圧はすごいだろうと思うが、そんなこと素振りにも出さずに対応してくださる。来週23日に行われるＮＹ陶芸コンテストの審査員長も日本から行ってくださる。きざなようだけど「じゃ、来週ＮＹでね」と。先生はＮＹの北にあるロチェスター大学の講師もしていらっしゃるので、とても素晴らしい英語を使われる。それがまたチャーミングなのです。作品の品評もそのチャーミング英語で語ってくださいます。石川県の先生の工房も一度お尋ねしたいと毎年この時期になると思うが、中々石川県に行くチャンスに恵まれない。日本橋三越では片岡鶴太郎さんの絵の展覧会も開催されていて、マスコミが大々的に宣伝をしたのか、おばさんが大勢きていました。

烏森神社

今日ちい散歩で新橋烏森神社を歩いていた。あの辺は昔から小さな小料理屋さんが軒を並べていましたが、今もそうみたい。昔は新橋と言ったら東おどり、芸者さんが900人余りいたそうだが、今では俄か芸者さんが就職の気持ちで応募してくるそうだ。何故烏森神社を・・・・そう、父が元気で仕事もうまくいっているころはこの烏森神社前の”おしげ”さんという小料理屋に必ず寄って帰宅していた。顔も若さも素敵じゃないおかみさんだったが、人あしらいのうまい人でした。何故父がまっすぐ帰らず、”おしげさん”に寄っていたか。大人になったらわかりました。父は梯子癖があり、ここおしげさんだけでは済まない飲み方の人でした。新橋から横浜までグリーン車の定期を持っていたので、眠りこけて小田原まで行ってしまうなんてことがたびたびありました。そんな時の母の対応は実に冷たくて、私がもし男だったらやはり飲んで帰るわ、と心で母に反抗していました。そんな時良く私を誘ってくれて、おしげさんで待ち合わせ、それからふぐを食べに行った。上司と秘書？と勘違いされて、一通りお鍋を作ったら気をきかせて「御用があったら呼んでください」とお座敷を去ろうとした女中さんに「親子だからいいよ」と言って笑ったことを思い出しました。父とは内緒ごとをたくさんしました。帰りの電車も父と一緒だとグリーンに乗せてくれました。私が勤めていた丸紅と取引があって、父が来ると決まって部長から「お父さんが来ているから新橋のいつものところで・・」と電話があり、そんな時も父と一緒に帰ると母の機嫌が悪いので、同じ家に帰るのに電車を1本ずらしていました。4月15日父の誕生日、若き日の思い出です。

小原孝ピアノサロン2010年発表会

師匠の小原孝さん、何と弟子を大事にする方なのでしょう！朝からリハーサル、28人の本番、それから小原ファンのためにお疲れも見せずに何曲も弾いて下さった。私は今年で4回目、この会は普通のチケットではなくお弟子さんからご招待を頂かなくては入れない。私は亮子さんのご招待で、ＢＯＮＤの卒業生2人と彼女のこの一年の成果を拝聴させて頂きました。一昨年、昨年とＢＯＮＤ大学院の学生でもあったので、出来栄えを心配したが、今日はのびのび弾いていらっしゃいました。小原孝さんのボレロを聴いて、今年の会は終わりました。小原さんも最近は丸くなって、始めの頃より気取りがなく、いい歳の重ね方をしていらっしゃるのですね。年上の私が言うのだから”確か”です。上の写真は亮子さんの譜め繰りをしている小原先生、恐れ多い一枚の写真です。