今年はいろんなことがありました。2009年も残り2週間を切ってしまいました。いまから10年ほど前にNYの裕子・グルソンさんとタイムズ・スクエアのカウント・ダウンに行ったことを思い出しました。朝から詰めかけた人もいますが、私たちは4時頃に出かけました。それでも8時間余り、NYの寒空にただひたすら12時になるのを待っているのです。トイレの心配があるので、その日は朝から水分を取らず・・・それでも意識してしまうと返ってトイレに行きたくなるのは仕方がない。マックや喫茶店でお借りするのだが、ひと、人、ひとで寸分の隙間もない、場所を確保しているので動いてしまうと大変。場所を離れると同じ所へ帰ってこられない危険がある。どうするのか、周りの人は???人のことなんて考えていられません。ポリスがあちこちにいるが、マリファナを吸っていても何にも言われていませんでした。私はタバコすら吸わない、葉巻きですら「嫌な匂い」と嫌煙するのに、マリファナはものすごい匂いでした。そうこうして忍耐の8時間、激寒の8時間、やっと12時になり、何処からともなく10、9、8・・・と大声になり、新年を迎えるとあちこちでシャンペンが抜かれる。この一瞬のためにこんな苦労をするのです。それでも感動しました。その後急いでスープ屋に飛び込んだことを懐かしく思い出します。あんなこと、この年になったらもう出来ませんから。馬鹿らしいと思いますがいい思い出になっています。
もう一つNYの思い出、ドン・ペリニヨンの恋人・・・ベルーガ・キャビアNYの高級レストラン「ペトリシアン」で食した。このレストランは冬が似合う。年配の男とスリップドレスのきれいな女性がいい。いかにも貴族社会が好きそうなカップルが集うレストランだ。私はこのレストランに何回か行っている。ただ、自分で支払ったことがないが、ベルーガ・キャビアは3センチくらいの小さなものでも当時700ドルから下は70ドル位まで、私は値段の違いは分りませんが、支払の時もし自分で払うのであれば気絶してしまうのでは?というほどの値段だ。キャビアだけというわけにはいかないので、勿論ドン・ペリニヨンが・・・ここでビールをなんて野暮で言えません。テーブルには細身のシャンペングラスがセットされている。クリスマス・イブなど「ペトロシアン」を予約したから・・・なんて言われてみたい。モエ社のドン・ぺりニヨン・ロゼが息を吹き返すペトリシアンのキャビアだったら魔法がかけられるかも。
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