大前伶子のニューヨーク

小原孝ピアノリサイタル

久しぶりに小原孝さんのコンサートに行った。今回はリクエスト特集、彼の得意技、弾き語りフォユーを１０年も続けている実績が”さすが”とうならせるものがある。優雅な弾き方、リベルタンゴ、ラブェルのボレロなど必ず彼のリサイタルで生で聴きけるのが、至福の時、聴きに来てよかったと実感する時です。小原孝さんのコンサートは特に地元溝の口で開催されるこのような会場では小原さんもリラックスして、会場と一致して楽しいコラボレーションになります。娘のお婿さんのおかぁさまともお会いしてしまいました。

愛媛県今治へ

朝羽田から松山空港へ。１４日は東海日動パートナーズ今治さんからの依頼で「癌と生きる」という題で講演をしにいった。行きは天候不良、帰りは羽田近郊の空がラッシュで松山空港を飛び立たず、５０分ほど遅れた。松山からJR「いしづち１８号」で４０分ほどで今治に着く。今治というと”タオル”というくらい有名だが、造船も大変盛んだそうだ。みなさま穏やかなとて良い方ばかり、癌の話ではあったが、しんみりしないように、がん保険も忘れずにという講演をしてきました。帰りも松山駅で道後温泉行きという看板をちらりと見ながら空港へ急ぎました。次に行く時は「坊ちゃん」で有名な道後温泉やお遍路さんになってゆっくり回りたいと思いました。JRに乗って左に”しまなみ海道”を望めるのですが、私はスカートの裾が下りてしまい、着たまま裾をまつっていたので、ふと気がついたらとても素敵な景色でした。母が生まれた因島、広島の尾道あたりに出る素晴らしい高速があるとのこと、次はレンタ・カーで松山から広島までと夢は広がりました。

中年男の色気とは？

田辺聖子さんが書いている、最近いい男が少ないって言う人がいるけど「結構いる派」だそうだ。みてくれ、というのも中年男となれば自分の責任になるが、これも並みでいい。たまたま男前に生まれても、その武器の使い方に習熟しておらず、もちあつかいかねて、かえって普通（なみ）の男よりぶざまな年寄りになっている男も多いから、それもソコソコでよい。良い男とは、可愛げのある男のことである。男はそんなに円熟しなくてもよい、時々良いところをみせたらよい。定期券みたいに・・・とても含蓄のあるお言葉です。

努力できることが才能ですから・・・・人間の器量が問われます。

「平成」の年号

天皇即位２０年の式典が皇居で行われいる。まだ小渕さんが官房長官だったころだ。小渕さんが色紙？に「平成」という年号に決まったと新聞に写真と共に大きく出ていた。私はまだNYに住んでいたころで、仕事でセントラル・パーク・サウスのエセックス・ハウス（当時はJAL経営）の１階のコーヒーハウスで日本語の新聞で知った。へぇー、昭和と言いなれていたので、なんだか馴染まない変な年号だなぁとその時感じた。あれから２０年なのですね。感慨深いものがあります。その時の小渕さんもとっくに亡くなり、その娘も図太く国会議員になって久しい。時代の流れは速いですね。今日外に出たらそこかしこで”デモ”をしていて、警官も多数、明日からオバマ大統領も来日するので、都心は物々しい警備です。先ほどマンホールをのぞいている警官をみましたが、用心するに越したことはありませんね。

「沈まぬ太陽」

先日話題の山崎豊子原作の映画「沈まぬ太陽」を観てきた。超大作途中で10分の休憩がある。今何かと問題になっているJALを題材に御巣鷹山の事故が何故起きたか、という問題提起されながら、従来のあってはならない政治家との癒着を考えさせられる映画に仕上がっている。山崎豊子さんが週刊新潮で連載をしていたころから毎週待ち切れず楽しみにしていた小説を一気に観られた。渡辺謙さんが主役、三浦友和さんが悪役に、俳優も考え抜かれた配役。時代背景と共に、興味があった。ちょうどJALがNYのエセックス・ハウスを買っているころ、私はNYに住んでいて、この噂はとみに有名だった。JALで来る政治家や官僚はJALの支店長さんがお迎えしているところを何度も目撃しました。私は当時東急観光のインバウンドのガイドをしていたので、偉いさんを迎えていることろでした。こうして２０年ほど過ぎて、リアルに再現されると、妙に納得してしまいます。３時間半と聞くと長いなぁと思いますが、渡辺謙扮する恩地さんはテヘランやナイロビへ飛ばされる。アフリカやアラブ諸国の景色も興味があった。お勧めの作品です。

昼間のテレビって・・・

このところまだ風邪がすっかり治ったわけじゃないので、何となく家にいることが多い。従って昼間テレビを観る機会がありその広告がすごい。「未病」病気ではないけど元気が出ない、覇気が出ない人を未病というらしい、このサプリメントの広告、年齢が出やすい人の為に・・・リンクル、歳をきれいに取る青汁、も一つ、髪が薄くなった人の頭の天辺にのせるウイッグ等々。この時間にテレビを見る人に焦点を当てているのが全部気になる。ここまでおさらいは要りませんなど、それでも気になるのはもう利用可能な年齢なのです。

一人一品

大前宅のコンサート・ホールでアイルランドのハープを聴いた。４０人ほどのお客様だったが、一人一品を持ち寄ってというディナーのすごかったこと。私は３品、かぼちゃのサラダ、レンコン、ごぼう、里芋、鶏肉、こんにゃくのそれぞれ違う味付けの煮物、メインデッシュは自慢のタジン鍋を持って行った。タジン鍋はまだ珍しいので簡単な割には話題になって良かった。ただ、持ち運びが大変でした。チキンの丸ごとに豆を詰め、野菜は何でもOK。ジャガイモ、パプリカ、さつま芋、玉ねぎなどを周りにおいて、オーブンで３時間余り、塩とオリーブ油で他の味はチキンから出るので一切なし。自然の野菜がたくさん食べられる優れものです。寿司など冷たい料理の中で温かいタジン鍋はほっとする。

友人の息子さんの結婚式

アニバーサリー・オモテサンドウ・・・結婚式場での結婚式は久しぶり。このところホテルでばかりだったので、ここまでシステマテイックに要領よくこなすので感心してしまいました。お料理もとても美味しく、温かい雰囲気で花嫁さんのお気に入りと伺っていたけど、本当に良い結婚式と披露宴でした。式も何故外人の牧師なのかはわかりませんが、これが日本人の牧師だと雰囲気が出ないのでしょうか。外人牧師産業という感じでしたが、感じの良い優しそうな方でした。新郎のお姉さんの時ハワイで結婚式があり、その折弟もハワイで結婚式をしたいと言っていたので、決まった途端にハワイに行ける！！と思っていたのですが・・・でもとても良い雰囲気の結婚式になっていました。おめでとうございます。

出版記念会

天才工場の吉田社長の掛声で出版記念の会が開かれることになり感謝して出席しました。前回の時も矢田区長が出席してくださいましたが、今回も・・ありがとうございます。左の写真は「バナナダイエット」の著者はまち。さんです。この本は１２０万部も売り上げて超ミリオンセラーと話題になった方です。はまち。さんは先日私にMIXIを如何に使いこなしたら良いか、個人教授をしてくださいました。まだ、使いこなせるまでにはいきませんが、がんばります。100人のお客様にいらしていただきましたが、これからの売れ行きが心配です。

板門店 共同警備区域

板門店会議場は思いのほか小ぶりでした。ここへ行くまでガイドさんが散々「指を射してはいけません、派手な恰好はダメです、サンダル、穴のあいたジーズも自由を刺激するようなことは絶対にしないように」と宣誓書までサインをさせられたので、緊張して行きました、軍観測所や帰らざる河、イムジン河など話に聞いているところを観てきました。それにしても同じ国が二つに分けられている現実を実感しました。ソウルから1時間半ほどで国境につきます。私も娘もコートは派手でしたが、寒かったので脱げませんでした。この部屋で南北会議がもたれるのだそうですが、見ているだけで何となく疲れてしまいました。韓国の男性に兵役があるのが実感でした。ソウルの街に帰ると銀座や渋谷と同じ自由なのが不思議に感じます。それにしても韓国の街はブランドのイミテーション、パチモノがあふれていて、「一番本物に近いウソものよ」と大声で呼びこみしていましたが、あんなもの買って帰りにつかまったら恥ずかしいですから。私は1万円をウオンに両替しましたが、何も買うものがなくほとんどそのまま持ってかえりました。ウオンの００００は昔のイタリアのリラを思い出しました。