大前伶子のニューヨーク

叔父の葬儀考
昨日母の弟、つまり私の叔父の通夜があった。母方の親類は今迄キリスト教で葬儀があったので、当然叔父の葬儀もキリスト教だと信じていた。ところが、行って見て驚いた。お坊さんがきていて、部屋の中は香の匂いが立ち込めていた。勿論宗教は自由ですが面喰いました。おばぁちゃまと叔母二人はキリスト教で送ったが、今回の叔父はなんだか違う世界に入ったような気がした。従妹の話によると、叔父は亡くなる前に横浜の墓地から世田谷のお寺さんに移したとのこと、宗教は自由ですが、２か月前に叔母の葬儀に昔からの牧師さんが送ってくれたので、なんだか自分の葬儀についても考えさせられた。私は賛美歌も決めていたが、叔母の葬儀に唄った５１０番に趣旨変えしてもらおうと・・・・

ﾋﾟｰコさん
良くテレビのコメンテイターで出ているおすぎ＆ピーコさんのﾋﾟｰコさんのコメントが私は好きです。勿論映画評をしているおすぎさんのコメントも私は大好き、彼の（彼女というのか）コメントは私の感性にぴったり。おすぎさんの映画評で行く映画をきめているほどだ。先日ﾋﾟｰコさんが「生きているうちに母親へ自分がゲイだと伝えられなかった」このことが悔やまれると、今だったらちゃんと言えたのに、と。アメリカではセンスが良くって顔も姿も良いというにはゲイが主流。ストレートでおしゃれな男性が極端に少ない。センスが良くって顔が良くって洒落た会話が出来てめちゃめちゃ経済力があってetc.太平洋に落としたまち針をさがすようなものだと・・その位希少価値なのだ。まだ日本ではそこまで極端ではないが、ＮＹのホテルのフロントにいるイケメンはその傾向が強い。先日ﾋﾟｰコさんのコメントを聞いていて、日本でもそのようなことをテレビで発言できるまでになって、開かれてきているのですね。

マドレーヌ・マルロウー（フランス人）９５歳のピアニストを題名のない音楽会で拝見した。昨日叔父が亡くなり、今日通夜だが、９０歳前で老衰だったらしいが、９５歳でもフランスからリサイタルのために来日し、ピアノも勿論暗譜！昨日のことも忘れがちな私は反省しきり。世界最高峰のピアニストとのこと、フジコ・ヘミングも怪物だとおもうが、彼女はこの頃余り見かけないし、以前に聴きに行ったときミスタッチが多かったのでもう無理なのかなぁ、と思っていた。生きているだけで良いとおもっている年齢を越えて凄いピアニストを拝見してしまいました。母は特に何かしているわけじゃないですが、生きているだけで私たち子供は幸せと感じています。マドレーヌ・マルロウーさん頑張ってと祈るような気持ちで拝聴いたしました。

今日また・・・

いつもの土曜日、朝白楽で母と妹とお茶をしていたら電話が・・・母の弟が今日亡くなったと連絡があった。２か月前に８歳年下の妹を亡くしたばかり、たった２か月でもう一人の弟が亡くなった。４人兄妹の中で生き残っているのは私たちの母だけになってしました。寂しいだろうにと案じたが、「次は私ね」と案外あっさりしていた。電話で聞いた時は何となく涙ぐんでいたが、立ち直りりは早かった。明日通夜、明後日葬儀。長女としては母を連れて行かなくては・・・いつかこういう日があるだろうが、果たして取り乱さずにいられるか。９１歳でも飛鳥に乗って旅行にいっている母を見ていると永遠に私たちの側にいるのが母だと思ってしまう。

衆議院議員なりたての山本ごうせいさん

古くらかの友人の息子さんである山本剛生さんは、あの麻生元総理の地元筑豊の選挙区で戦って、小選挙区では麻生さんに敵わなかったが、比例代表で９６０００票強をとり念願だった衆議院議員に晴れてなった。東京で３年前に壮行会を行った青少年会館で「お祝いの報告会」があった。私はあの夏の選挙、応援とは名ばかりでしたが、暑い熱い戦いをしているのを真近にみてきたので、彼の報告を聞いて涙ぐんでしまいました。おかぁさんもさぞ嬉しかったでしょう。おかぁさんは壱岐の島の人で私が日和を経営してた時、歌舞伎座にいらした折「日和」を見つけて飛び込みでいらした方。そして、その後１０年以上変わらぬお付き合いをしている。私の田舎も壱岐の先対馬ですから、すっかり同郷の感ありです。野球の佐々木元投手、野々村真さんという方もいらしていたが、どういう関係か、どちらの方も感じの良い方でした。壮行会の時と違い、議員になっての会は華やいで楽しい時間でした。壮行会の時はあの麻生総理と戦うという無謀さに胸が潰されそうになりましたが、議員さんはやはり選挙に勝ってなんぼですから。次の選挙のことを考えながら、大いに活躍していただきたい。

捨てる！！

３連休から始めた大掃除、今日も終わらず・・・どうしてこうもゴミがたまるのでしょうか？もうかれこれ１０袋くらい捨てました。私の掃除はおもいっきりがいいというか、狭い部屋だから、中央区に住むということは捨てる哲学がないとスペースがもったいない。あまりにも夢中で片づけていると体がギシギシと痛んでくる。ユンケルの一気飲みをして明日は写真の整理、明後日は名刺かな。名刺が最後になるのは時間が掛るから、それにパソコンにも入れなくってはいけないし、年賀状の準備もしなくては、もう私の中では年末です。

鰺フライ

久しぶりに白楽へ。このところ出張や母が旅行、お互いに用事があり１か月ぶりに実家へ行った。母が飛鳥Ⅱに乗って小旅行をしてきたが、また行きたいと言い出して私たちは「へぇーー」また？今回最後といったわよね、なんて悪態つく娘たちです。親が元気なのは有難いですが。昨日父の故郷対馬の小綱で捕れた「鰺」を築地で買ってきて、鰺フライを作りました。レモンと塩で美味しいこと。長崎県連の店で由緒ある魚、私は時々のぞいて美味しそうなものを買ってくる。鰺一匹１１００円でした。一匹で３人分のフライができました。銭湯へも久しぶりに行き、普段の面々がずいぶん変わってしまい、なんだか寂しい気がしました。

かおり＆マリアのコンサート

日本＝ブルガリア音楽チャリティーコンサートが上野精養軒で行われた。セッチャンのお嬢さんはウイーン在住のオペラ歌手、彼女の歌は何回か聴いたことがあるが、今回はアリアを中心に２０曲余り歌いあげ素晴らしいコンサートだった。ピアノはブルガリア人のマリアさん、彼女はウイーン国立音楽大学の教授だったそうだ。さすがウイーン国立の先生らしく、確実な弾き方、かおりさんの伴奏をマリアさんだと歌い良いだろうなぁ、と感じさせるピアニストだった。勿論オペラのアリアはきれいだが、滝廉太郎や中田喜直、団伊久磨の日本の歌もすばらしかった。日本の歌も本格的に唄うと「なんて素敵なんだろう」と再認識してしまった。上野精養軒って初めて行ったが、丁寧なお料理で好感が持てた。

二人足して１８２歳

９１歳の母に女学校の同級生が生存しているのが奇跡のようなお二人、昨日は二人が横浜港から飛鳥Ⅱに乗って国内だが出かけた。生憎の雨、寒い大桟橋だったが、もう二度とこういう光景には出会えないと思い送りに行った。不景気風が吹いている昨今、どん人が乗船するのだろうと観察していました。どのカップルも白髪か髪がすっかりないか、杖をついているか、まぁ、若くて素敵な男性なんて一人もいませんでした。船旅は時間とお金がかかります。もう将来心配ないお二人が行くところだとは納得していましたが、それにしても、あそこまで歳をとった人とは行きたくない、なんて誘われてもいないのに感じていました。飛鳥Ⅱで３か月世界一周の旅は一番上等の部屋で２５００万円でした。パンフレットによると一番安い部屋で４００万円です。スエズ運河とパナマ運河を・・・私は真ん中でいいですから、できたら同伴してくれる方は少しお若い方がいいです。じーさまだったら遠慮したいわ、と妹に行ったらだれもおねえちゃまなんて誘う人いないわよ、と軽くいなされました。御意。