大前伶子のニューヨーク

蓼科から山中湖へ

蓼科から山中湖の瀬戸邸へ。音楽家の瀬戸龍介さんの「だいじょうぶ」という彼の作品に魅せられて、今回はどうしてもお会いしたい。瀬戸邸に鎮座ましますベーゼンドルファー圧巻です。どんなコンサートホールでも見たことないほどロングです。この音楽室は広く門戸を開いています、と言って下さっていますが、こんな素敵なピアノを弾いてくれる方いませんか？すごい装置の録音室やミキシングルームなど・・・本当に素晴らしいお宅とご夫妻でした。山中湖畔でほうとう鍋を頂いて中央高速を一路東京へ。休日で小仏トンネルが心配されましたが、渋滞１５キロも難なく帰京できました。普段車を使わないのでＥＴＣを持っていません。正規料金を払ったのでなんだか腑に落ちない気持ちでした。もうすぐ無料化される？するなら早くせい！！と言いたかったです。

久しぶりです・・・蓼科

東京の建築家アルスデザインの鳥巣先生が設計された長野の銘酒「真澄」さんのアンテナショップへ。ここは１００年位経過した民家をリニューアルされ、素晴らしい建物に変身されている。中央道から茅野インターで降り、国道２０号線を諏訪湖に向かって１５分ほど、霧ヶ峰から下りてくる三叉路が元町という信号。この前が真澄さんのお店です。ここのご家族とはだいぶ前から親しくお付き合いしていただいています。同行した３人は各種利き酒を、私が運転をするので「どうぞ、どうぞ」数種類の日本酒を楽しんでから蓼科の山へ。ビーナスラインに私が大好きな「ノース・ポイント」で但馬牛のハンバーグを楽しんだ。これぞ蓼科へ来た醍醐味です。一晩蓼科に泊まってトヨタの保養所で豪華な露天風呂へ入り極楽でした。

鳩山首相と国連

国連に出席の鳩山夫妻、ニュースで出るたびに「あぁ、懐かしい、帰りたい」と思ってしまう。特に国連の見えるところに娘が住んでいたことがあり、朝、各国の旗がひらめいていたら会議があるんだ、とか今日は会議がお休みですね、と独り言を言いながら国連を眺めていました。オバマ大統領はウオルドルフ・アストリアホテル泊だが、どういうわけか日本の首相は以前から反対側のインターコンチネンタルホテルにお泊りになります。昔は西武が買って日本人経営だからだろう、と軽く考えていましたが、今でも鳩山さんはインターコンチネンタルホテルから出てきました。私は４８丁目のＬＥＸアベニューに住んでいましたので、ニュースに出るたびに懐かしくて、懐かしくて。話は逸れますが、今日外国人記者クラブで自民党の党首選でディベートしていた河野太郎さんの英語、ものすごく素晴らしかった。アメリカに住んでいる私の友人が言っていましたが「政治家の息子が留学してきて迷惑をかけたり呼び出しがなかったのは河野太郎だけだ」と言ったことがある。河野太郎さんはジョージタウン大学で政治学をお勉強されたそうです。今日の英語を聞いてきて「本当だ」と納得しました。彼はお父様に腎臓を提供されたり、落ち目の自民党にあってがんばっていると思います。そう言えば国連の旗、ただやみくもにひらめいているのではありません。国名のアルファベット順に並んでいます。日本からいらした方にご案内する時お話したことを思い出しました。

恒例の衣替え

春分の日と秋分の日は決まって衣替えをする。狭い部屋なので、一気に変えてしまわないとどうにもならない。ところが今年は５連休、毎日少しずつ片づけていたら、今日など泥棒が入った部屋に帰ったような、ひっくり返り様で、私の嫌いな「今日がだめなら明日があるさ」になってしまいました。あと２日あるから何とか最後まで到達するだろう。それにしても何故こうもゴミがでるのでしょうか？捨てる天才と言われていますが、今日も大袋４個捨てました。明日は娘の部屋のクローゼットを。余り夢中になって働いていたら、体が痛くなり、さっきユンケルを一気飲みしてしまいました。明日こそ掃除機をかけて終りにしましょう。まだ、力仕事したせいか手が震えています。誰に褒められるわけじゃないのに、いい加減ができない性格です。

ＭＬＢ Cafe'

恵比寿に出来たメジャーリーグベースボールカフェがオープンした。ホテル・レストラン誌の太田進社長に招待されて伺った。まだ、プレオープンだったが、まるでアメリカに滞在している気分だ。ＮＹによくある野球中継をしているカフェ・バー。それにしても大型レストラン形式、結婚式もできるらしい。恵比寿というロケーションは普段余り行かない所だが、面白いコンセプトだ。イチロウや松坂、松井選手が大型画面で観れるのは、野球好きにはこたえられない場所でしょうね。

銀座教会

久しぶりに日曜日が空いたので礼拝に行こう。１０時半からの礼拝、普段中々行かれないが、ちょうど自転車を止めているとき会堂から鐘の音がして、やはりいいなぁ。週の始めに１時間半神様の話を聴くのは良いことがありそう。何と今日の礼拝は敬老祝福礼拝でした。７０歳以上の方が招かれていて、その中ではまだまだ私はひよこだと・・・感じた日曜礼拝でした。９１歳の母が昔、昔ここの三井勇牧師を存じ上げていたので、なんだか古巣に帰ったような気がする教会です。ただ、銀座が華やかになって地味な銀座教会はブランド店に埋没していて、「あら、銀座に教会なんてあるの？」と聞かれてしまいます。教文館とは兄弟経営？教文館の聖書館は教会関係の賛美歌や聖書が、また、クリスマスシーズンにはたくさんのクリスマス製品が求められます。私はここ銀座教会で葬儀をして欲しいので、時々は行かなくっては・・・

秋の味覚さんまの塩焼き

区議さんの神林さんが誘ってくださったお料理やさんは創業１５０年の日本橋”嶋村”。稀をてらわず、基本に忠実な日本料理。時代を感じさせる看板、徳川家の御用達だったそうだ。「今日は北海道のさんまが入りましたが」との女将のお勧めで本当に美味しいさんまの塩焼きを食しました。その他松茸の土瓶蒸し、さしみの美味しいのは勿論のこと、日本料理の王道を堪能しました。突き出しで出されたさんまの煮物もほっくりと煮込んであり絶品でした。今ではこうした昔風の日本料理が少なくなっているが、胃に優しい、日本人の血が求める料理でした。

明日は9月11日

昨年はちょうど今頃ＮＹへ行っていたので感じたのでしょうか？それとも8年目というのはメモリアルを大々的にしないのでしょうか。日本は七回忌というのをしますが、キリスト教徒が多いアメリカですから、そういう習慣はないのかも。昨年彩花さんと二人でワールド・トレーデインングセンターへ行き、祈っていました。あれから早いもので一年が経過しました。今では何事もなかったようにただ工事だけが行われています。２千数百人が一気に亡くなったのが嘘のようです。先日ＮＹの鈴木かつ子さんがいらして、ＮＹもご多分に洩れずニーマンショックの後遺症はあるものの少し光が見えてきたかとの見解。鈴木かつ子さんはネガティブが大嫌い、ポジティブに邁進すると今日も国際電話で３０分以上話ました。

クララ・シューマン愛の協奏曲

渋谷へ行く用事があったので、普段行きにくいＢＵＮＫＡＭＵＲＡで上映している「クララ・シューマン愛の協奏曲」を観てきた。ブラームスの血縁が監督をしたといういわく有る映画、ヨハネス・ブラームスとロベルト・シューマン二人に愛されたクララの波乱に満ちた物語。ロベルト・シューマンの妻にして7人の子供の母でもあり、19世紀ヨーロッパ音楽界の名花と謳われたスター・ピアニストでもあったクララは二人の作曲家の作品を演奏することによって世の中に広めていった。シューマンがだんだん薬に溺れていく姿は観ている私の方が体が痛くなってしまった。双回りも年下のブラームスに愛されたクララってよほど素敵な女性だったのですね。クララが亡くなって間もなくブラームスも亡くなったと最後のメッセージがあったが、彼女を愛する余り自殺だったのでしょうか。これからブラームスの伝記を読んでみたいと思いました。それにしても、二股掛けるにもシューマンとブラームスですよ。あの時代って今より開かれていたのですか。しかもシューマンが嫉妬しながらもブラームスが同居しているから、不思議、ふしぎの世界です。ブラームスの子守歌など、誰を寝かせていたのでしょう。

「幸せ日和」を・・・

ＰＨＰ社から拙著「幸せ日和」が10月2日に出版されます。コンセプトは”もし私が今40代だったらこう生きたい”と過ぎ去りし日々を振り返るというものです。今流行りのアラフォーを意識しています。この本を書くにあたって、最近の禁句、つまり言ってはいけない差別用語になるなんて思えないようなことまで、注意しなくてはいけないことを学んだ。編集者に指摘されて「へぇ、こんなこともいけないの？」と思わずのけぞりそうになりました。例えば・・・・ここ八丁堀は週末はどの店も閉まっているので、まるでチベット化している・・・というくだりがあるとすると、チベットを蔑視していると捉えられるのです。気をつけなくては。以前テレビのコメンテイターを頼まれて出演した時も、しっかり台本がありました。この範囲で語ってくださいというものでした。これでは私でなくても良いですからね。辛口を身上としている私にはとても無理な仕事でした。時々「只今の発言で不適切な部分があったことをお詫びいたします」というのがあるでしょう、あれです。かえって何だったんだ？と重い言葉になってしまいます。