最初の1週間は宿舎を準備してくださって、57丁目の8アベニューのゲスト・ハウスに泊まっていた。NY-東京陶芸コンテストも終わり、待っていてくださった鈴木かつ子さんのお宅へ移動。ゲスト・ハウスから数ブロックスーツ・ケースをごろごろ転がしながら伺った。かつ子さんは二人にアパートの鍵を作っていてくださって「自由に生活して」と。私達はマンハッタンを毎日2万歩くらい歩いただろうか。朝出たら鉄砲球のように夜までほっつき歩く。ここマンハッタンは何処も絵になる。ウインドウ・ディスプレーも素敵で半端じゃない。疲れ果てて帰るとかつ子おかぁさまはニコニコ迎えてくれる。彼女の息子サムが手掛けている物件を数件みせてもらった。22丁目のウエストサイドの古いアパートを買い取り、すっかり改装して売る・・・1億ドルくらいの物件だったが、昔を知っている私達は不動産は高くなっているなぁ、と思う。サムに聞いた「どんな方が買われるのですか?」サム曰く「ここは場所柄”ゲイカップル”が多いのですよ、彼らはダブル・インカムno kids だからそれとゲイの人達は大方の人がきれい好き、アパートの値打下がらない!!らしい。そういわれれば、22丁目あたりの家庭用品やさんに行くと、明かにゲイ同士で仲良くお鍋など選んでいました。医者、弁護士、メディア関係、ファッションの方たちが買うそうです。案外銀行は少ないとのこと。かつ子さんは朝5時起き、バーベルを持って運動、その後お風呂にゆっくり入って、それから彼女自慢の朝食、これが半端じゃなく日本の朝ごはん。私達が起きていくとすっかり出来上がっていました。味噌汁の匂いがして「おかぁさま、おはようございます」とご挨拶。すっかり甘えてしまうのでした。かつ子さんは外食が余りお好きじゃないそうで、大抵ご自分で作っている。とにかく82歳とは思えないエネルギー、今も現役で仕事をしていらっしゃる。パソコン一台あれば何処でも仕事ができますからねぇ、とパソコンの前でお仕事をする姿も拝見し、本当に60歳から始めた不動産の仕事がお好きなようです。不動産を扱っているので、世の中の、特に経済に感心が強い。NHKをご覧になっているが、「日本のマスコミは偏っているわね」と批判も半端じゃない。10日余りお世話になったが、かつ子ホテルの温かさは一生忘れられない思い出になりました。帰りに鍵をお返ししようとしたら、「いつでもいらっしゃい」鍵は持っていなさいと・・・どこまでも素敵なNYの母でした。
れいこ様は、とてもバランスの良い
日々を送られていらっしゃいます。
人生、なにごとも、バランスだと
最近、思います。
「食」も「健康」も「人間関係」も
「経済」も、
だけど、誰かが疲れます。
バランスの取れた人生を持つことは
相当の努力が要求されます。
私は、相当、偏った生き方をして
います。
反省!”
バランス感覚を身につけなければ・・・
と、思う今日この頃です。
投稿情報: YZ | 2008年9 月26日 (金) 10:37