「学校に行かなかった研一」の台湾語版がついに出版されました。昨年タトル・モリ・エイジェンシーという会社からこの本を台湾語に翻訳したいと申し入れがあり、何だか狐につままれたような気持ちでした。タトル・モリ・エイジェンシーという会社は日本で翻訳本の名門だそうで、お任せしていた。日本の出版社と違ってきちんと契約書と台湾政府に収める税金の書類まで送られてきた。それも契約が済んだら即印税を振り込んで下さった。日本の場合大抵出版され、本屋に並んでから2ヵ月後に払われることが多い。それまでに会社が潰れたら一生懸命書いてもパァ・・・こんなことも有ります。それに比べて台湾の出版社は固い。タトル・モリ・エイジェンシーが間に入っていてしっかりしているから大丈夫だとは思いましたが。それにしても内容が読めないのが残念です。ただ、私は著者ですから、「ははぁん・・これはあの部分だなぁ」と漢字を見るだけでも何となくわかりました。まるで高校時代の漢文を読んでいるようでした。それにしても「大前研一」が大書きされた本の表紙は彼が著者のようで、私の名前は小さくなっています。台湾での知名度がまったくない私は涙ものですが仕方がない。値段は260元だそうです。
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