台湾の出版社から数ヶ月前に「学校に・・・・」を中国語に翻訳したいと依頼があった。最初半信半疑だったが、改めて写真と会社概要などのお知らせを送付されてきた。本当だったんだぁ。でも、まだ信じられなかったが、日本の会社を通じて今日正式なアグリーメントが送られてきた。日本の出版業界は「大前さん、書いてみる?」てな調子で頼まれることが多く、こんなにしっかりしたアグリーメントを取り交わしたことがない。本当に頼まれたのかなぁ、なんて不安になりながら書き始めることがあるが、その点海外はしっかりしている。アメリカも出版をする時は、たいていエージェントが契約を取ってきてくれるので書き手はただひたすら書けばいいのだが・・・しかも今回の翻訳本は今日の契約で本が出る前に・・・つまり前金で印税を支払ってくれるそうだ。日本ではたいてい印税は出版されて、本屋に並んでから二ヵ月後というのが相場なんですがねぇ。その上私の所轄税務署番号と整理番号まで契約書に書くのですよ。財政部高雄市國税局収件章三民稽収所といううやうやしい印鑑が押してあった。せっかく中国語の本が出来ても読めませんが。
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