日本のリチャード・ギァ田村正和の”ラストラブ”本当にこれでラストにして頂きたい。実年齢63歳だそうだが、もうラブストーリーは無理。リチャード・ギァはまだ様になるのだが、それもサックスホンなんておっかしくって。はたして日本の男性で今回の役が似合う人がいるのだろうか?確かに20年ほど前の「ニューヨーク恋物語1と2」は田村正和がぴったりだった。私はあの物語が大好きでビデオまで買ってしまったが、今度のは映画にするには無理、無理、テレビ・ドラマ止まりかなぁ。物語は悲恋なのにあちこちで笑える。だいたいあんなに体が衰弱しているのにNYまでエコノミー席で行かれるものなのか、13時間ですよ。外地で死んだらそれこそ大変。遺体で運んだらファースト・クラス料金の3倍だそうだし、あんなに具合悪そうな人は基本的にフライト拒否されるだろうし・・・物語に無理がある。まぁ、マンハッタンの観光映画として観るにはイイかも。知っているレストランやホテル、コロンバス・サークルのCNNビル、ライブハウス・バードランドやコットン・クラブなど。もう一つ面白かったのは彼と彼女が初めて出会う場面は横浜の住宅街のごみ捨て場。男やもめでいい加減なごみ出しをしている所を役所の監視員が彼女だったと言う設定。そう、横浜はごみ出しが極端に”うるさい”。私も白楽で台所をする時、妹にうるさく言われて、ごみごときでめがねを掛けなくては分別できない有様。何故?メガネ、そうプラスッチックの状態で数種類に分別するのですよ。我がマンションは大雑把なので、私が捨てたごみを妹がチエックして、やり直し、ウルサイ。そのゴミだしで彼らは知り合う。田村正和扮するサックス奏者”阿川明”は末期がんで最後の演奏をNYのライブハウス・バード・ランドで行うのだが、その後セントラル・パークを散策しているオータム・イン・ニューヨークはそれは美しい。ただ、彼がガンの薬をバーボンで流し込むのは良くないよぉ。田村正和だから”かっこいい”のかなぁ。ニューヨーク恋物語の撮影の時(もう20年近く前)マディソン・アベニュー57丁目にあった「キルテッド・ジラフ」という高級レストランでまだ50代だった彼と隣あわせになったことがあり、余りにも気取っているので「疲れないのかなぁ」と心配してしまったことがあった。あの頃の年齢が今日の物語だったらちょうど良いのに。
BONDの卒業生井生さんと彼の友達3人でホテル・西洋銀座でブレックファースト・ミーティング。相変わらず丁寧な朝食で満足。今年の暮れから来年の新年にゴールド・コーストにいらっしゃるそうだが、私たち家族もいるので、ぜひカウント・ダウンの花火をご一緒になんて・・・鬼が笑う話で締めくくった。
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