今日友達のお母様の葬儀に伺った。88年の人生の幕を閉じた一人の女性の野辺送りを見届けて、お棺を閉じる時、涙がぽろぽろ、自分の母を、そして近しい友達も、このように花に囲まれて家族に見守られて送るのだろうか。今日の葬儀は表向きは親族だけで送るということだったようだが、私たちはその後の供養も一緒にしてほしいとのことで、遺骨になるまで待っていた。人間どんなに頭が良くっても、性格が悪くても、顔がきれいでも、太っていても、1時間余りですっかり骨だけになってしまうんだなぁ。友達のお母さんでもこんなに泣いて、泣いてしまったので、恐い、自分の母の時はどうなってしまうのだろう。20年ほど前に父を送ったとき、もう一度このような思いをするのはいやだなぁ、と感じたが、今日はそれを改めて思った。人を憎んだり、嫌ったりしても人生つまらない、生きている内に素的な人に囲まれて、いい音楽を聴いて、美味しいものを食べて、素的なお話をして、悔いのない人生を送りたいものだと、自覚した今日一日が感謝の日だった。彼女のお母さんとてもお品のよい、素的な写真が飾られていて、たくさんの花に囲まれていたが、心からご冥福を祈りたい。
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