元NHKのワシントン支局長だった手嶋さんをお迎えして、くさの会がカナダ大使館のシテシー・クラブで行われた。北海道でも手嶋さんの講演を聴かせていただいたが、今日の話は私たち向け、主婦向けの噛み砕いたものだった。アメリカが何故北朝鮮を標的にしないか、二つの戦争を戦う余力がないこと、イラクだけで手一杯であること。ブッシュ大統領は記者会見の折、ライス長官の顔を見ながら”お返事”をしていて、まるで幼稚園の子供が先生の顔を見ながら返事をしているのに似ているそうな。そうだろうなぁ、この頃のブッシュさんは明らかに力が無くなっていて、その上ヒル国務長官まで気が弱いそうだ。これでは世界最強のアメリカを誇っても、北朝鮮に核の廃棄を宣言させることは出来ないというお話でした。手嶋さんが昨年出されたベスト・セラー小説「ウルトラ・ダラー」は本当に面白かった。今日は質疑応答が時間の都合で割愛されたが、偽札の話を聞きたかった。この小説の本流は偽札のことが大半を占めているから。
そうそう、手嶋さんもクリントン元大統領の魅力を語っておられたが、ビル(クリントンのファーストネーム)あえてファーストネームで語りたいが、私も彼の魅力に圧倒された。ブッシュなんて何の魅力もないけど、ビルは気絶しそうになるほど、私は眼の前で見てオーラむんむん、世の中のこんなにステキな男がいたのか。それに乗っかって、ヒラリーが大統領候補とはどうもねぇ、あんなにステキな旦那さんが自分の夫、というだけで満足出来ないものでしょうか。
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