たいがいの人はニューヨークに行くとゴスペルツアーをしたいと言う。ゴスペルといえばハーレム。125丁目界隈の教会で日曜日に行われる礼拝に侵入してみると、思ったより過激で驚く。ゴスペルはGodとspell(神と言葉)の造語であるらしい。間近でみると”魂の叫び”がひしひしと迫ってくる。牧師も会衆も一体になってイェイ、とか叫んでいる。泣いている人もいるし、無我の境地になって天を仰いでいる人もいて,信仰の深さか?わけも分からず神妙になってしまうが献金の籠も度々回ってくる。アメージング・グレースも彼らの歌、詩になるとおろそかには聴けない。ツアーで行くと大抵ソウル・フードが付いていて、チキンの胸肉焼きだが、これはどうも美味しくない。125丁目も最近はとてもきれいになって、私が好きな元大統領クリントンが事務所を開設していると聞いている。まだお尋ねしたことはないけど。大昔’70年代にNYに住んでいた時、道に迷って娘を乗せた車でハーレムに入り込んでしまい、ボンネットをウイスキーのビンで殴られたことがあったが、いまはそれほど恐い街ではなくなった。緊張感がない分少し淋しいかな。
ちょっと音楽のお話
ニグロスピリチャルは、初期の黒人のキリスト関係の歌で、黒人霊歌といわれます。特徴は、作詞者、作曲者がいません。これが、発展し、作曲者名がはっきりした段階からゴスペル(福音書)と言われるようになってきました。ご承知のとおり、同根と思える労働歌を源泉としたJAZZは、音楽の大一大ジャンルとなっています。
ちょっと音楽の話でした。
投稿情報: 井生@Bond6期です。 | 2006年6 月 2日 (金) 12:36
"アポロ劇場”だったっけ、
125丁目にある有名な劇場は・・・
そう、昔は危なかったね!
始めてこの劇場に行った時には
リンゴの齧りかけを投げつけられた。
日本でゴスペルを聴いたことがあるけど
単に良く真似てるっていう感じで
スピリットが感じられなかった。
投稿情報: テキサスのジョー | 2006年6 月 2日 (金) 23:30