生誕250年と言われているモーツアルト、私も大好きだが今日配本されたNILEに面白い記事が出ていた。三枝成彰さんによると、モーツアルトは間違いなく偉大な作曲家ではあるが、実は俗人でもあった。もし現代に生きていたらクラッシックの音楽家ではなくポップスかロックミュージシャンだっただろうって。モーツアルトは浪費癖が激しく、下手なくせに賭け事が大好き、多額の借金も抱えていたと。モーツアルトには芸術という概念がなかったらしいし、音楽は消費されるものに過ぎなかったのかも。それゆえモーツアルトの音楽はベートーベンのような押し付けがましさがなく、聴く者の自由を奪わない軽妙洒脱な都会人の音楽として多くの人に愛されているのだろう、と解説されていた。納得。モーツアルトはウイーンに来てすぐ下宿屋の娘と結婚するが相当浮気癖があったそうだ。彼はフリーメイスンに入会し、リベラルで平等と平和、知性を尊ぶ知的エリート結社だ。この結社はウイーンで社交界への登竜門だったそうだ。フィガロの結婚などで多少理解できるかなぁ。
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