銭湯

大抵土曜日は実家に帰る。８８歳の母を見舞うという名目だがまだ一人でなんでも出来るので、まぁ顔を見せに行くとうのが本音だ。お昼ご飯を食べたら彼女はいつもお昼寝をする、その間に晩ご飯の準備をしてから妹と東白楽の銭湯に行くのが楽しみなのだ。入浴料は４００円サウナが１００円つまり５００円で何時間でも楽しめる。この５００円は毎度母が私と妹に５００玉を手渡してくれるので有難くいつも戴いている。母は私たち二人にこの５００円をくれるために密かにフイルムケースに５００円玉を貯めている。この銭湯がこの世で一番の値打ちの５００円だと信じている。いつも３時間は優に入っている。露天風呂にジェットバス、電気マッサージ風呂、サウナと水風呂と入りきれないほど楽しめる。母が「あなたたち追加料金払わせられるのではないの？」と驚くほどじっくりと入ってくる。土曜日の何ともいえない楽しみだ。帰宅後夕飯を一緒に食べてから８時ごろ帰るのが常たが、気持ちよく小原孝さんのＣＤを聴きながら１時間の電車を楽しんでいる。