村松さんのお祝いの会が終わり2次会で銀座1丁目でみなさんと別れて・・・さて、「いよいよこのホテル・西洋銀座」も今日で終わりなんだ、と、とても感傷的になって前を通って帰ろうとしていました。31日の0時をもって閉鎖するホテル、何となくざわざわとしていました。大好きだったホテル西洋銀座にもう一度足を踏み入れておこうとエスカレーターで2階へ。そうだ、懐かしいトイレもお借りして、きれいに飾られている最後のホテルの内部をくまなく見まわして・・・本当に寂しい。朝ご飯が好きでここで食べたなぁ、とかこのカフェであの人と話したなぁとか思い出はつきませんでした。その一番の思い出は「学校に行かなかった研一」を出版した時、出版記念を3階で行い、小原孝さんに「ボレロ」を弾いて頂いたなぁ。一番最後は「週刊ホテレス」の村上実さんと極上のフレンチをご馳走になりました。ホテルに頼まれて最後にエッセイも書かせて頂きましたが、何だか涙が出そうに寂しくなりました。最後の最後までシャッターが下りるまで見ていました。取材もたくさん来ていましたが、彼らは私のように感傷的にはなっていなかったと思います。最後に支配人、コック長、コンシェルジュ、ホテルマンが手をふってさよならでしたが、一人歩いて帰るとき(もう12時半を過ぎていました)誰かこのホテルを再開できる投資家はいなかったのだろうかと。外壁の大理石も最近出来たホテルと違って素晴らしいものです。ブルトーザーで壊してしまうのは忍びない。
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