クリント・イーストウッドとメリル・ストリープ主演の映画「マディソン郡の橋」を昨夜BS朝日で観た。映画好きの私は封切りで観たが、余り良い印象ではなかったように覚えている。だけど・・・・昨日じっくりと観ました!!屋根付きの橋を撮影に来ていた「ナショナル・ジオグラフィック」社のキンケイド(クリント・イーストウッド)とイタリア出身で軍人だった夫についてアメリカに嫁に来たフランチェスカ(メリル・ストリーブ)がたった4日間不倫をするというストーリーですから、単純に”なぁんだ・・・つまらない”と思っておりました。ところが、昨夜観た映画の感想はそうたやすくない、大人の感情を”素直”に感動し、一人涙しました。あぁ・・・骨を撒くというのは(私の憧れです)ああいう感情で遺族(子供たち)理解して撒くのですね。アイオワ州の小さな農場に嫁に来た女性が、アメリカの生活に憧れていたのでしょう、彼女の憧れとは遠い場所で、静かに夫を愛し、子供たちを育てて、そして朽ちて行く・・・たった4日の出会いでしたが、その後の心の繋がりは今の私には憧れをもって観ました。思い出しましたよ、クリント・イーストウッドが最後に雨の中で彼女に出会うシーンの彼の少なくなった髪の毛が心なしか、もっと寂しさを感じました。彼女は最後に決心してキンケイドに付いて行ったら・・・・たぶん幸せではなかったかも。夫と子供を捨ててまで。それが映画ですよね。カメラマンってとてもモテる職業なのです。昔付き合ったことがあるので・・・フランチェスカは農場に残って農家の主婦をしていた方が心落ち着けたと、映画の結論を納得した次第です。
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