4月18日で閉店した「東京レストラン」のカウンター。私は住んでいる時もその後旅行でNYを訪れても必ず立ち寄る日本食屋さん、店主の小平さんとは公私とも仲良くしていただいた店が終わると思うとこのカウンターから離れがたく・・・お隣のサムさんは毎晩東京レストランに来ていた一番のお客様。彼はFBIを引退して一人身で本当に毎晩東レスで日本酒を飲んで、メニューはカウンターの”たまちゃん”お勧めのメニューで一人静かに飲んでいた東レスきっての上客でした。サムさんと18日にこの店が閉まったらどうするの?と聞いたら目に涙をためて、くびを振っていました。私も今回このカウンターでの最後かと思うと何度も涙がこぼれました。サムもこの店が閉まってしまったらどうするのだろう??本当に毎晩でしたから。彼はパーク・アベニューの38丁目に住んでいて、一番近い日本食やさんでした。店主の小平さんがサムを日本に招待したことがありました。私も同行して上野の「キャバレー?」というのか「ナイトクラブというのか?」ついていったことがありますが、女性が傍に付いたらサムが「彼女たちは何をするの?」と恐ろしそうに後づさりしていました。もっとも固い仕事をしていた彼ですから、こうして女性がサービスするのを知らなかったらしい。今思うと結構可笑しなシーーンでした。古平さんは体調が優れず、お会いできませんでしたが、これからはハワイ・コナに住んで体調を整えるとのことでした。
この額は古平さんと同郷の原田泰治さんの直筆のものです。原田泰治さんの展覧会の時は古平さんが一生懸命でした。私もオープニングに振袖を着て出席したのがもう25年ほど前になります。その後原田泰治さんに諏訪湖の花火でお会いした時、原田さんが「あの時のれいこさんの振袖の色を今でも覚えていますよ」といってくださいました。40振袖ならぬ50数才振袖を着ましたが、年ではなくイブニング・ドレスとしてドヒャ顔で着たことを思い出しました。
東京レストランで好きなメニューはたくさんありますが、その中でもいつもオーダーするのは①辛豚②肉豆腐③サバ塩④いくらポテト(写真)最後にオムライスかなぁ。今度NYへ行っても東レスがないかと思うだけで寂しい。
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